華やかで、おいしくて、楽しい! ケーキや洋菓子の種類を徹底解説

ケーキや洋菓子の種類を徹底解説

ケーキ屋さんに行くとたくさんの種類があって楽しいですが、なかなか決められなくて困ってしまう、という人もいるでしょう。

そこでこのコラムでは、ケーキや洋菓子の種類についてわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、次回ケーキを買いに行くときの参考にしてくださいね。

さまざまなケーキの種類を紹介

ここからケーキの名前とその原料や製造方法、豆知識などを紹介していきます。

ガトーショコラ

ガトーショコラと言えば、チョコレートケーキの中でも高級なイメージがありますよね。しかし、フランスではガトーショコラという種類のケーキはなく、チョコレートの焼き菓子全般を指します。そのため、ザッハトルテやチョコレートフォンダンなどもガトーショコラに含まれるので、フランスで食べる場合は注意しましょう。
とは言え、日本ではやっぱりガトーショコラはチョコレートケーキの定番、しっとりして濃厚な味が特徴です。

モンブラン

栗を乗せたイメージが強いモンブランですが、実はモンブランに栗は必須ではありません。言葉の意味としてはアルプス山脈のモンブランという美しい山から来ていて、形も山を見立てたものです。そのため本来は栗とは無関係なのですが、日本でモンブランを広めたケーキ屋さんが栗を乗せたことから、日本では栗が定番になっているのです。
また、モンブランの発祥はフランス説と日本説があるのですが、どちらにしてもみんなが大好きな定番メニューであることは間違いありません。

プリン

プリンはイギリスの船乗りが生み出したと言われています。船上では食材が貴重なため、端切れの肉や野菜を無駄なく食べるために卵液と蒸したプディングが起源です。しだいに現在のように肉や野菜を入れないものになって行きましたが、18~19世紀のフランスでカスタードプリンが作られてから洋菓子としてのプリンが発達していきました。

オペラ

オペラとは、生地にコーヒーテイストのシロップをしみこませ、その間にバタークリームやガナッシュ(チョコレ-トと生クリームを練り込んだもの)を挟み、さらに上部にもチョコレートをあしらったものです。コーヒー味の大人っぽさが魅力のケーキです。
名前はパリのオペラ座にちなんでつけられたと言われています。

スフレケーキ

スフレはフランス語で、「ふくらんだ」という意味です。しっかり泡立てたメレンゲにチーズやフルーツを加えて焼き上げるお菓子で、泡のようなふんわりとした食感が楽しみなケーキです。シフォンケーキと区別がつかないという人もいるかもしれませんが、シフォンケーキはアメリカで生まれたもので、スフレケーキよりは軽さとなめらかさが特徴です。

ミルフィーユ

ミルフィーユはフランス語で千枚の葉という意味を持っています。パイを何層にも重ねることからこのような名前が付きました。

ガトーフリュイ

ガトーフリュイという名前は聞きなれない人が多いかもしれません。フランス語でガトーはケーキなどのお菓子、フリュイはフルーツですから、いわゆるフルーツケーキと考えてください。

サバラン

サバランは19世紀の中ごろにできたお菓子ですが、それ以前に存在したババというお菓子から派生したものです。
サバランもババも生地を発酵させた後焼き上げてから、ラムなどの洋酒を使ったシロップに浸したもので、大人向けのケーキです。名称は高名な美食家ブリア・サバランに敬意を表したものとされています。本来の形としてはババはコルクのような形状で、サバランは輪になったもののくぼみ部分にフルーツやクリームをあしらったものでした。しかし、近年はどちらもヴァリエーションが増えて形状が変化していますので、明確な違いはなくなっています。

タルト

古代ローマで作られていたトルタというお菓子を起源としています。生地そのものを器にして、その内側にクリームやフルーツを入れた洋菓子です。日本では生クリームを使うものもありますが、フランスではカスタードクリームを使うことやアーモンド生地で作るなどの特徴があります。ヴァリエーションとしては焼いた生地にクリームやフルーツを詰めて冷やして固めるもの、アーモンドクリームを詰めた生地を焼き上げてその上にクリームやフルーツを乗せて完成するもの、アーモンドクリームの生地にフルーツを乗せ一緒に焼き上げるもの、という3種類があります。

まとめ

さまざまなケーキの種類を紹介し、その特徴や豆知識をまとめました。

ここで上げたケーキは全て、練馬区氷川台にある洋菓子専門店パティスリールナールで扱っています。当店は種類が豊富なだけでなく、材料や製法、品質へのこだわりと、安心を込めた洋菓子作りを行っています。奥久慈卵、国産小麦、北海道根釧地方の牛乳、ベルギー産チョコレートなど素材を厳選し、余分な砂糖を使わないさっぱりした味に仕上げています。また、保存料やマーガリン不使用なので安心して召し上がっていただけます。

パティスリールナールは氷川台駅から徒歩7分の位置にあります。ご来店の際はフランス国旗が目印です。